過去にしがみつくと変化することが辛くなります

過去にしがみつくと変化することが辛くなります

クラシックパーツ

ボクは小学校のころからサイクリングが好きで、今も自転車が趣味です
今はロードバイクに乗っています
乗るだけじゃなくて、自転車のパーツを集めるのも好きです
昔に買ったクラシックパーツがあります

イタリアの「カンパニョーロ社 旧スーパーレコード リヤディレイラー」
という後ろの変速機です
これは買ったときは2万円くらいでした(たぶん)
それが現在ネット価格では48000円で出ていました
クラシックパーツ
安すぎる
値上がりはしているけど
未使用かつ化粧箱に入っている商品で1980年製造なので、40年くらい前の貴重な品です
8万円くらいになるのかなと思っていました
でも48000円です

なぜ思ったほど価格が上がらなかったのでしょう
理由はいろいろあるのですが
理由のひとつがこのパーツは今の自転車には基本的には使えないからです

なぜ使えないのでしょう
それは1982年に日本のシマノ社がインデックスシステムという変速システムを投入したことに始まります

みなさんご存知のように自転車の変速はシフトレバーを「カチカチ」と動かすと、変速の1段1段に確実にカチッと決まります
今はそれが当たり前ですけどそれ以前は、カチッカチッとではなく、スルスルとクリック感なしに動かすものでした。目的の段に素早くチェーンを収めるにはユーザーの指先の微妙な調整が必要でした。行きすぎて少し戻すとか熟練のワザが必要でした
自分が持っているカンパニョーロはインデックスシステムには対応していません

新しいことへの否定

そこで思ったことがあります
新しいことや革新には必ず否定する人がいることです
シマノのインデックスシステムが世の中に発表された時です
「こんなのは子供のおもちゃだ」「変速には人間のワザが必要なんだ」「こんなの使うのはアマチュアだ」という人がいました
なぜそんなことを言うのでしょう
それは自分が何年もかけて習得したギヤチェンジのワザが無意味になるのが怖いのです
だから新しいものにはまずは否定から入るのです

デジカメ

自転車だけではないです。デジタルカメラが出てきた時も、否定する人がいました
「デジカメは使い物にならないフィルムカメラのほうがいいんだ」という人がいました
その理由として
「色の乗り具合が違う」これはまあいいです
でもすごい人になると「フィルムカメラのほうが魂の入った写真が撮れる」とかいう人もいました
これもシマノのギヤチェンジの例と同じです
フィルムは24コマしか撮れません、その限られたチャンスでいかに被写体を切り取るか。そしてフィルムカメラはその場で画像が確認できません、だから自分の頭の中で出来上がりの画像を想像する経験と熟練がものを言う世界です
マニアになると自宅にフィルム現像の暗室を作って自分で現像もする。
デジカメになるとこれらが無意味になります
だからデジカメを否定しました
過去の栄光にしがみつくのです
新しいものには否定から入るのです

その後、世の中がインデックスシステムとデジカメに置き換わったのはご承知のとおりです

時代の変化をつかんで楽しんだ人の勝ちです

新しいことに対する拒絶反応は、技術改革の話だけではありません。
何にでも新しい提案を嫌う人がいます。既存の枠組みからはみ出ることを恐れます
時には「おれの哲学だ」と言います

エクスマの藤村正宏さんの言葉です

逆風になればなるほど、あなたがやろうとしていることが、新しい価値あることなのだと思って間違いない。
変化を楽しめる人だけが成功する、といっても過言ではありません。

ボクはこう思います
“時代の変化をつかんで楽しんだ人の勝ちです”

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(おわり)

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