カメラのバッテリーとかの互換品を買ったら警察に捕まるの?転売は?

カメラのバッテリーとかの互換品を買ったら警察に捕まるの?転売は?
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カメラのバッテリーとかの互換品を買ったら警察に捕まるの?

カメラのバッテリーや電動歯ブラシの替えブラシとかは互換品がたくさん売ってます

それを買ったら買った人が警察に捕まるのでしょうか?

また正規品を作っているメーカーが互換品メーカーの商品を差し止めるにはどうしたらいいでしょうか?

今日はその答えを書いてみました

互換品を買ったら警察に捕まるの?

「互換品を買ったら警察に捕まるの?」

結論から言うと互換品を買っても警察に捕まることはありません

互換品を転売すると捕まる可能性があります

転売の危険性についてはこれから書く「互換品メーカーの商品を差し止めるにはどうしたらいいか」を参考にしてください

まず最初に互換品の例をあげます

一眼カメラ用縦位置グリップ

ソニーα77M2その他用の縦位置グリップです

純正品

縦位置グリップ
価格)25119円

 

互換品


価格)5000円くらいでした純正品の1/5です

実際に購入して使ってみましたが、何の問題もなく使えましたよ。

ボタンやダイヤルの耐久性は不明です

 

一眼カメラ用リチウムバッテリー

ソニーα77M2その他用のリチウムバッテリーです

純正品

α77M2用リチウムバッテリー
価格)7440円です

 

互換品

α77M2用リチウムバッテリー
価格)1050円です純正品の1/7です

実際に互換品を購入して使っています。インフォリチウムなので純正と同じようにカメラ側にバッテリー残量が%で表示されます

電動歯ブラシ用替えブラシ

ブラウン オーラルB用の替えブラシです

純正品

電動歯ブラシ用替えブラシ
価格)3本で4500円です

 

互換品

電動歯ブラシ用替えブラシ
価格)8本で1019円です純正品の1/10です

実際に互換品を購入して使っていますが、何の問題もありません

 

ルンバ用フィルター・ローラー・ブラシ消耗品セット

純正品

ルンバ フィルター ブラシ
価格)10780円です

 

互換品

ルンバ フィルター ブラシ
価格)純正セットの倍くらい入って2633円です

 

互換品メーカーの商品を差し止めるにはどうしたらいいか

純正メーカーにとってみれば、互換品は自分のビジネスを脅かすじゃまな存在です

でも「パクっちゃだめだろ~」とか「まねされるとムカつくんだよね」と言っても何にもならないです

ビジネスでムカつくと言っても意味がありません

ビジネスなら、ちゃんと法律をつかって差し止めましょう

互換品メーカーの商品を差し止めるために使う法律

正規品メーカーが互換品メーカーの商品を差し止めるために使える法律を示します

1.商標法

2.不正競争防止法

3.意匠法(デザイン)

4.特許

商標法

商標は、ブランドのことです

adidasとかSONYとかプリウスとかiPhoneとかの名前とロゴの権利のことです

差し止めるには一番使いやすくて強力な法律です

例えば、ルイヴィトンのコピーバックはルイヴィトンのロゴを使っているので商標法違反で取り締まることができます

例えば中国から日本に入ってくる貨物は税関でチェックされます

商標ならロゴがついてるかどうかなので、税関の職員でもすぐわかります

でも後で説明する特許は、「技術」なので税関の職員がパッとみてもわかりません

ましてや分解して中を調べるようなことはしてくれません

そういう意味で、商標は使いやすい法律です

さて、上に上げた「SONY互換のカメラ用リチウムバッテリー」ですが、バッテリーそのものに「SONY」とは一切書いてないです

だとすると、ソニーは商標法違反で互換メーカーを差し止めることはできません

ちなみにずるがしこい互換メーカーは商標違反を避けるために「Fit Sony products」と書いている互換メーカーもあります

「SONY商標ではないよ」「Sonyの製品に使えるよと書いているだけ」

かなりずるかしこいです

結論)互換メーカーが商標をパクっていないと差し止められない

 

不正競争防止法

不正競争防止法も使いやすい法律です

不正競争防止法はいろんな法律の集合体なのですが、

その中に、商品形態模倣(不正競争防止法2条1項3号)という法律があります

この法律は、「商品の形をそのままパクったら罰しますよ」という法律です

「デッドコピー法」とも言われます

これは使える法律です

上にあげた一眼カメラ用リチウムバッテリーも電動歯ブラシ用替えブラシもルンバ用フィルター・ローラー・ブラシ消耗品セットも、純正品と同じ形状をしていますので不正競争防止法で罰することが可能かと思います

但し不正競争防止法は正規品の発売から3年を超えると効力がなくなります

結論)使える法律、但し発売から3年を超えると効力がなくなる

 

意匠法(デザイン)

意匠法は商品のデザインを守る権利です

ちなみに。「グッドデザイン賞」という賞があります

これは優れたデザインに賞を与えるものです

意匠法はグッドデザインとは違います

デザインが優れてなくてもいいです。だっさいデザインでもいいです

意匠法は他のデザインと似てるか似てないかが審査の基準ですから、デザインがカッコ悪くても他社と違うデザインなら権利が付与されます

意匠権の実例

意匠権の実例です

ストロボ

カメラのストロボの意匠権の例です
一般的にはこういう線画が多いです

 

カメラバック

これはカメラバックの意匠権の例です
意匠出願は線画だけでなく写真で出願してもいいです

上にあげた一眼カメラ用縦位置グリップも一眼カメラ用リチウムバッテリーも電動歯ブラシ用替えブラシもルンバ用フィルター・ローラー・ブラシ消耗品セットも意匠権が取得されていれば、意匠権で互換品メーカーの商品を差し止めることができます

また、意匠権違反は、税関で税関の職員も侵害品をみつけやすいです

当たり前ですが、正規品メーカーが意匠出願をしていないとだめです、不正競争防止法は出願は必要ありません自動的に権利が発生します

また、意匠権は特許庁に出願してから登録になるまで1年くらいかかりますので、商品の発売1年前から出願しておくことが望ましいです

余談ですが、1年以上前から意匠出願してしまうと、意匠権が登録になって、新製品が発表になる前に特許庁の官報にでてしまい、新製品のデザインがバレるということが時々起きます

結論)かなり使える法律です。ただし発売1年前から出願しておく必要がある

 

特許権

特許は知的財産権の中のエースです

エースという意味ですが

不正競争防止法はデッドコピー品にしか効力がありませんでした

いわゆる完コピにしか効力がありません

意匠権は完コピよりもう少し広い権利ですが、権利の範囲は限定的です

比較して特許は技術の権利であることが違います

具体的には「AとBで構成されたカメラ」という特許権があった時

完コピでなくてもいいです「AとBとCとDで構成されたカメラ」というのがあったらそのカメラは特許侵害になります

上にあげた一眼カメラ用縦位置グリップも一眼カメラ用リチウムバッテリーも電動歯ブラシ用替えブラシもルンバ用フィルター・ローラー・ブラシ消耗品セットも特許権が取得されていれば、特許権で互換品メーカーの商品を差し止めることができます

また、特許違反は、税関で税関の職員が侵害品をみつけにくいです
職員が商品を分解して特許が使われているかどうかなんて調べるのは無理です

当たり前ですが、正規品メーカーが特許出願をしていないとだめです、不正競争防止法は出願は必要ありません自動的に権利が発生します

また、特許権は特許庁に出願してから登録になるまで3年くらいかかりますので、商品の発売3年前から出願しておくことが望ましいです。しかし発売3年前には商品の影も形もない場合があります

その場合は1年前くらいに出願します

そうすると商品が発売されてから2年後くらいにやっと権利が付与されることになります

結論)非常に強力な法律です。ただし権利になるまで出願から3年くらいかかる

まとめ

正規品メーカーが互換品メーカーの商品を差し止めるために使える法律は

1.商標法

2.不正競争防止法

3.意匠法(デザイン)

4.特許

があります、ケースに合わせてこれらの中から選択または組みあわせて使いましょう

以上「カメラのバッテリーとかの互換品を買ったら警察に捕まるの?転売は?」でした。ありがとうございました。

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