いい特許の取り方 おすすめの方法

いい特許の取り方 おすすめの方法

 

電気回路

今日はどうすればいい特許が取れるか、おすすめの方法について書きます
特許の取り方といっても特許庁への手続きの方法ではなくて、どんなアイディアが特許を取りやすくて
なおかつ他社が脅威と感じる特許が取得できるかその方法を書きます

電気系エンジニア

ボクは電気回路エンジニアです。電気のハードウエアの開発設計です
今は設計の最前線からは退いています

電気回路は特許の宝庫です。他社の特許も多いので他社の特許を侵害しないように回路設計することが重要です。

そして、自分の回路を特許出願することも大切です

いい特許の取り方(裏技?)

いい特許の取り方(裏技?)をご紹介します
今回は電気回路を事例にして紹介しますが、やり方自体は他の技術分野にも応用できますのでやってみてください

研究段階のデバイスを見つける

IGBTというパワーデバイスがあります

IGBT以前のパワーデバイスといえばサイリスタやFETでした
サイリスタはバイポーラ系の素子で大電流をスイッチングできるのですが、その制御回路が複雑になります
FETはMOS系の素子で制御回路が簡単なのですがスイッチングできる電流がサイリスタより小さくなります

IGBTはサイリスタとFETのいいとこどりをした素子で制御回路が簡単でサイリスタと同等の電流をスイッチングできます

当時はIGBTはまだ研究段階で市販されていませんでした

その研究段階のIGBTにねらいをつけます

特許が登録になる要件

特許が登録になる要件は「新規性」と「進歩性」です

新規性とは、過去の技術と同じじゃないこと
進歩性とは、過去の技術より進歩した技術であること

そして他者より早く出願することです

特許を書く

IGBTという研究段階の素子を発見したらこれで特許を書けば特許が取れる可能性が高くなります

その理由はIGBTという新技術を使うので特許登録の要件である「新規性」はクリアします

そしてIGBTを使うにあたって自分で工夫した技術が必ずあるはずですからそこで「進歩性」がクリアされます

具体的に言うと
IGBTを利用した電気回路を設計する。IGBTをは新しい素子なので自然と制御回路は新しいものになる
それを特許に書く

特許をとるためのテクニック

特許庁の審査官はIGBTという素子をしりません。だから審査官にIGBTとはどういう素子か知ってもらう必要があります
だから、特許を書く時には
・IGBTとはどういう素子かを説明する
・どういう長所があるかをキチンと書く
・短所は詳しく書く必要はない
・IGBTを使うことでユーザーにどんなメリットがあるか力説する

裏技である理由

IGBTの特許が特許的に裏技である理由ですが、

IGBTが世の中に出てくる前に特許を書いてしまうという点が裏技です

「こういう素子が世の中に出てきたらこんな回路がつくれるな」と頭の中で設計して特許出願してしまうことです
他のエンジニアはIGBTが販売になってからIGBTの特許を書き始めますが、この方法だと他者より早く特許出願できます
それだけでなく特許出願が早いということはフロントランナーということなので特許庁審査官も特許を認める可能性が高くなります

注意点

注意点としては、実用化段階一歩手前の技術を使って特許を書くことです
IGBTはそれにあてはまりました

例えば、「世の中にありえない夢の電気デバイス」で特許を書いても、審査官は「そんなの実現できない」といって特許にしてくれません。

また実用化できるとしても実用化が20年以上先になると思われる電気デバイスで特許を書いても無駄になります
どういうことかと言うと、特許の権利期間は20年なので、せっかく特許をとっても、新デバイスが30年後に実用化されたら、すでに特許の権利期間は抹消になっていて特許の権利行使ができないです

実用化普段一歩手前の技術を使って特許を書くことが重要です

論文とは違いますよ!!

まとめ

研究段階の技術を使って特許をかくといい特許がとれる

ということを書きました
事例ではIGBTという電気デバイスの話をしましたが、電気デバイスに限らず、いろいろな技術にも当てはまりますので、ぜひ応用してみてください

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